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2015年に開催されるRails関連のイベントを以前ご紹介しましたが、その中でも最大手かつRailsチーム公式のイベントである 「RailsConf 2015」が4月にアトランタで開催されました。このイベントでは、Railsの生みの親であり現在も開発を引っ張っているDavid Heinemeier Hansson(呼称はDHH)も講演を行いました。

そのDHHの講演について、あるエンジニアが要約した内容がブックマークを集めていました。彼の好みが反映された内容ではありますが、これを読むと今秋のRails 5の公開がさらに待ち遠しくなりますね。以下はブログからの要約です。

・TurboLinks 3

DHH はRails 5にもTurboLinksを組み込むと話した。彼はTurboLinksが好きなんだそうだ。TurboLinksは、リンク移動の際にページ全体を再 読み込みせずに、ページの一部分だけをJavaScriptで置き換えることでページの切り替え速度を改善する機能だ。ただしクライアント側は少し重くな る。TurboLinksの開発者たちは、パフォーマンスを保障するために奮闘しているようだ。TurboLinksはRails 4で導入されたが、5ではTurboLinks 3にパワーアップし、さらによくなるとのこと。もしみなさんのアプリですでにTurboLinksを使っていても心配無用だ。大きく変わることは特にな い。スピードとレンダリングの改善がされるだけだから。

・Action Cable

RailsConfでの一番のニュー スがAction Cableだった。これはWebSocketを利用したリアルタイムのメッセージ伝達機能で、Railsの能力をさらに広げてくれる。WebSocket は新しいコンセプトではないが、Railsと統合するのは難しかった。だが、これでもう代替策を使わなくて済むようになる。Action Cableはまだ開発の初期段階なので、Rails 5がリリースされる前にもっと情報が出てくると思う。リアルタイムインタラクションを使っている数多くのプロジェクトにとっては朗報だよ。

・CoffeeScript

DHH はCoffeeScriptが好きであると再主張した。CoffeeScriptはRails 3にbakeされて、RailsのデフォルトのJavaScriptオプションになった。賛否両論だったとは思う。デフォルトだから使用しなければならな いというわけではないが、これをきっかけにCoffeeScriptを使い始めた人も少なくないだろう。バージョン 5でもデフォルトのポジションは健在だ。今から使い始めても、Railsからすぐに消えてしまうようなものではないよ。

・Rubyのサポートバージョン

Rails 5はRuby 2.2.1以上のバージョンのみサポートする。言語として進化させる以上、新機能のために後方互換が犠牲になる必要もある。古いバージョンをいつまでもサ ポートすることはできない。Railsも例外ではない。少し放置気味の古いRailsアプリケーションをアップグレードさせ発展させるいい機会になるかも しれない。

ブログの原文は以下をご覧ください。
https://blog.engineyard.com/2015/a-look-at-rails-5

※本コラムは執筆者の独自の意見も含まれている原文を紹介する意訳コラムです。また、コラム原作者の意見が100%反映されているものではありません。